”貯蓄から投資に変えましょう!” と言う人もいます。
”投資は、ギャンブル!” と言う人もいます。
投資とギャンブルは全く異なるアニマルです!
ワニとコウノトリ⁉くらい違います。
では、投資とギャンブルの違いって一体なに?
わたしがベースとしている定義は、
「投資とギャンブルの違いは、娯楽かビジネスかの違い」
「自分か、自分のパートナーが、投資資金か投資先のどちらかを、でコントロールできるか?」
「お金によってハッピーになる人と損をする人の比率を見る」
ギャンブルとは?
ウィキペディアによると、ギャンブルは、日本語で賭博。
っということなので、勝負ごと。ハラハラ、ドキドキを楽しく感じる遊び=娯楽ですね。
競馬や、パチンコ、宝くじ、麻雀、カジノでのゲームなどが、ギャンブルと言われていて、ゲームの主催者(胴元がと言われる)が、掛け金を集めて、胴元や勝者が配当金をもらう仕組みですね。
これらのギャンブルは、やらせの主催者や、何か小作をして、ゲームの行く末が分かっていない限り、自分の資金をコントロールすることはできないです。
そして、かならず誰かが勝って、誰かが負けるわけで、ましてや、負ける人の方が多いですから、損をする人の率の方が多いわけです。
まさに、ギャンブル!
お遊びの範囲で、ハラハラ、ドキドキを楽しんでいるくらいならいいですけど、欲望をコントロールできなくなったら、その人は、どうなってしまうでしょう。。。恐い!
投資とは?
投資の話をするにあたって、“貯蓄”、“投機”、“投資”、“資産運用”の違いを、お話します。
- 貯蓄
- 投機
- 投資
- 資産運用
貯蓄とは?
お金を貯めて蓄えること。
貯金箱にお金を貯めていくことは、シンプルな貯蓄。
毎月、銀行にお金を預けることも、これも貯蓄。
銀行に預けると金利は少し付きますが、大昔と異なって、今の世の中、低金利時代ですから、そのお金が、自動的に、どんどん増えていくっということは、ほぼありません。
そういう理由で、私は貯蓄なカテゴリーに入れています。
投機とは?
チャンスや好機タイミングに乗じて、短期的に売値と買値の差額から利益を得ることを言います。
株のデイトレードや、先物取引きなどが、投機になります。
投資とは?
長期的に資金を投じ、利益や配当の成長をゴールに、徐々に利益を積み重ねていくもの。
手持ちの資金を「資本に投入」して、ビジネスを行い、そのビジネスがお金を作り出すという構成です。
株投資の場合、
起業が資本を元に、事業を行い、売り上げが立って、利益が生まれると、投資家に配当が入ります。
株価が値上がりすれば、株を売却する時に、利益が増えます。
不動産投資の場合、
資金を使って、物件を購入し、その物件から賃貸料が発生して、利益が生まれると、投資家に配当が入ります。
不動産価値が値上がりすれば、物件を売却する時に、利益が増えます。
資産運用とは、
目的を決めて、分散貯蓄、分散投資、リスク分散、税金対策、エステートプラニングをすることです。
資産運用では、リスクとリターンのバランスを考えながら、資産全体がどう伸びていくのかを見るのが重要です。
娯楽かビジネスかを見て、ギャンブルと投資の線引きをする
娯楽だったら、ギャンブル。
「もうしかしたら勝つかも!」「当たったらラッキー!」、と可能性の低い獲得率を夢見て、ハラハラ、ドキドキ感にお金を投入している時、これは娯楽です。ギャンブルの場合、勝つ人、当たる人は、ほんの一握りですから、当たらない事の方が多いのです。
と言う理由から、「投入してお金が戻ってこなくても大丈夫。楽しいからやってる」と言う範囲で考えられるのが適当です。
確実性の高い利益の追求ではなくて、エンタメとして楽しい一時にお金を払っているのであればいいですね。
ビジネスだったら、投資。
ビジネスの場合は、利益が目的です。
社会貢献をミッションとしている会社もたくさんありますが、利益がなければ、社会貢献も続けられませんから、利益は大事ですよね。
利益を作るビジネスは、良いビジネス。 利益が出ていないビジネスは、(将来性のある、成長段階をのぞいて)軌道修正をするか、さっさと撤退した方が、ダメージが少なくすみます。
自分か、自分のパートナーが、投資資金か投資先のどちらかを、でコントロールできるか?
私の中では、
コントロールの出来るものは、投資。
コントロールの出来ないものは、ギャンブル。
としています。
投資の場合、投入した資金(お金)や労働に対して、リターンや利益を作るのが目的ですね。
リターンや利益を作りだすには、現状把握と将来の予測した上で、自分か、自分のパートナーがビジネスを運転し、方向性を操作することができる事が重要ですね。つまり、ビジネスをコントロールできるかということになります。
自分だけで運転や操作ができない場合、経験のあるパートナーを持つことは、成功につながるとても良い手段です。
株投資でのコントロールレベルは、どうでしょう?
株の基には、ビジネスがあります。投資先企業のビジネス内容や、そのビジネスのマーケット事態は、自身でコントロールすることはできませんが、
投資した資金に関しては、投資先のビジネスのトレンド、仕組みと、マーケット状況が分かっていれば、ビジネスがうまく行っている限り、資金をキープするなり、追加投入するなりで、自分の資金をコントロールすることができます。
逆に、そのビジネスの状況が悪ければ、自身の決断の基、株を、売却することで、資金を守ると言う解決策がとれます。
不動産投資でのコントロールレベルは、どうでしょう?
不動産の投資では、物件自体とマネージメントが、ビジネスになります。
投資マーケットと投資物件をの状況が分かっていれば、適したマーケットを自身で選び、物件の選定を自身で行い、適正な物件マネージメントを行うことで、純利益の把握ができます。
その物件が、どれだけの家賃収入を生み、どれだけの経費を出しているかを理解することです。
万が一、希望の純利益が出ていない場合は、問題点を解決するわけです。
例えば、ゴール設定している利益がでていないのであれば、家賃や経費を見直し、修繕、軌道修正をしたり、買い替え(エクスチェンジ)するなどによって、ベターな投資物件へ方向転換する、等々、不動産ビジネスを自身でコントロールできます。
ビジネスがどういった仕組みで利益を生み出し、どうして、そのような利益がでているのかを把握して、そのビジネスを自身でコントロールできる部分がどこなのかを見つけ出すことが、投資の上ではとても大切なことになります。
マーケットが分からない場合は、グーグルしたり、本やニュースで調べたり、経験のある人に聞いたりして、まずは、その世界の勉強をすることをお勧めします。
自分が信頼のおけて経験のあるパートナーと共に投資するというのも、効率的な投資方法です。自分で操縦できない部分を代わりにやってもらうと言うことです。
お金によってハッピーになる人と損をする人の比率を見る
投入されるお金によって、ハッピーになる人が多いのなら、投資!
投入されるお金によって、損をする人が多いなら、ギャンブル!
先にも、お話したように、掛け金を集めて、胴元に資金が分配される仕組み。お金を失う人の比率の方が断然多いものは、まさに、ギャンブルです。
投資の場合、その投資がうまく行っている限り、みんなにお金が回って来て、ハッピーな人が多くなります。
もちろん、その投資においての投資金額、仕事力、知識量によって、利益配分は異なりますが、各能力に見合った配当がみんなに分配されるわけです。
株投資の場合、投資されたお金は、企業のビジネスに使われ、その企業の顧客さんたちが、お金を払って、その企業の商品やサービスを購入して、満足すれば、ハッピー。
そのお金が売り上げとなり、企業もハッピー。
ビジネスがうまく行けば、投資家への配当も増えて、投資家もハッピーと言うわけです。
不動産投資の場合、投資されたお金は、物件購入と管理に使われ、その物件を借りたいテナントさんたちが、家賃を払って、アパートや店舗、オフィスなどを借ります。
テナントさんたちは、その場所を借りて、ハッピー。
その家賃が、大家さん(投資家)にとっての収入となり、大家さん(投資家も)ハッピーと言うわけです。
まとめ
・「自分か、自分のパートナーが、投資資金か投資先のどちらかを、でコントロールできるか?」
・「お金によってハッピーになる人と損をする人の比率を見る」
お金を失うために投資する人はいないはずですから、その点をよく考えてみると、投資かギャンブルかの判断がつくと思います。
人によっては、投資案件でも、その人が、投資内容を理解していなかったら、わからないことにお金を払って、コントロールできずに、ハラハラ、ドキドキするだけですから、ギャンブルに近くなってしまいます。
自身の投資能力を上げるために、
自身でも勉強したり情報収集をする、専門家にアドバイスをもらう、パートナーに値する人を探す、など、自身でも努力していくのが良い策ですね。
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